米小売り最大手のウォルマートが“打倒アマゾン”を掲げ、EC参入の勢いを強めている。その勝利のカギとなるのはアパレルだと多くの専門家が指摘する。2017年の時点で、ウォルマートのアパレルおよびフットウエア分野の売上高は290億ドル(約3兆740億円)。アマゾンの同分野の流通総額は246億ドル(約2兆6076億円)とされており、18年で逆転したと目されている。ウォルマートの反撃に注目が集まる。(この記事はWWDジャパン2019年9月16日号からの抜粋です)
ファッション分野において、アマゾンは他社を買収したり、自社ブランドを設立したり、長年にわたってさまざまな方策をテストしてきた。例えば、靴を中心としたアパレルEC「ザッポス」を傘下に収めつつも独立したECサイトとして運営し、「メットガラ」のスポンサーになり、アパレルのプライベートブランド(PB)を多数設立。カメラを搭載したAIアシスタント「エコー ルック」を通じておススメ商品を紹介し、自宅で試着できるサービス「プライム・ワードローブ」などを提供している。
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