弊紙9月16日号「モードって何?」特集に登場いただいた35人の回答はそれぞれに面白かったが、若い世代の価値観を端的に伝えるという意味では、藤嶋陽子ZOZOテクノロジーズZOZO研究所リサーチサイエンティストの話が特に興味深く、反響も大きかった。彼女はトレンドの生まれ・広がり方について、雑誌やタレントなど“強烈なカリスマ”がリードする時代は過去のものであると指摘し、今は小さい共感が同時多発すると話した。「似たようなものがたくさん出てきていて、そのコミュニティーに入ってみないと何が共有されているか分からない状態になっている。正直入っても、はっきりとは分からない」とも言う。(この記事はWWDジャパン2019年9月23日号からの抜粋です)
この話は個人の実感と照らし合わせれば多くの人が納得するのではないだろうか?今やプライベートでの時間の過ごし方は人それぞれ。触れるメディアも多岐にわたる。職場でもひと昔前のようにランチタイムに「昨日のあれ見た?」など前夜のテレビドラマの話で盛り上がるなんてことは、少ないだろう。
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