ファッション系スタートアップのエポック(EPOQ)は、ライフスタイルスニーカーのD2Cブランド「OAO」を発表した。2020年初旬にブランド初のシューズとなる“ザ カーブ1(THE CURVE1)”の発売を予定しており、12月14日には30足限定で同モデルの先行受注販売を行う一般参加型のイベントを東京・渋谷のESギャラリーで開催する。イベントではステンシルアーティストとして活動する守矢努がカスタム加工した“ザ カーブ1”を限定20足で受注販売するほか、ライブペイントや作品展示も実施する。
「OAO」は“クリエイターのためのフットウエア”をコンセプトに、建築家や音楽アーティスト、フォトグラファーらの作品や作風をテーマに商品をデザイン。“ザ カーブ1”は女性建築家ザハ・ハディド(Zaha Hadid)の建築に見られる複雑な曲線や、近代的なイメージを与える質感をデザインに取り入れたという。
EPOQを立ち上げた板垣孝明CEOは、「スニーカーの市場では大手スポーツメーカーのイメージが強いが、当社としてはカルチャーやアートなどの業界の方々をターゲットにしている。知名度の有無ではなく、ブランドの世界観とストーリーにハマるクリエイターの方とコラボレーションし、一緒に商品を作ったり、イベントを開催したりすることでまずはブランディングを測る。ゆくゆくはD2Cブランドの強みである、データの取得や分析、需要予測などを活用して運営していくつもりだ」。