パリを拠点にするシューズブランド「ボース(BOTH)」はこのほど、世界初の店舗を東京・表参道に出店した。場所は表参道駅から徒歩約5分で、北青山のクレヨンハウスの直近。76平方メートルの店内は壁面の半分は鏡張りになっており、もう半面がウッドの骨組みとレンガを使った内装になっているのがポイントだ。
「ボース」は2016年に香港のATXグループが立ち上げ、パリや上海、香港にオフィスを構えている。ブランドディレクターを務めるのは中国出身でラグジュアリーブランドのPRを経験したアンジェラ・ンー(Angela Ng)。デザインディレクターに、シューズブランド「ロンバート(ROMBAUT)」も手掛けるベルギー出身の気鋭シューズデザイナーのマット・ロンバート(Mats Rombaut)を起用し、アートディレクションを「ディオール(DIOR)」や「バーバリー(BURBERRY)」「ナイキ(NIKE)」などをクライアントに持つニコラス・サントス(Nicolas Santos)が担当している。
パリのオフィスでロンバートによってデザインされる同ブランドのシューズの特徴はラバー(ゴム)の素材使い。代表的な“ガオ(GAO)”シリーズはブロック状の厚底のラバーソールがアイコニックだ。デザインはユニセックスで、クラシックラインが2万円〜3万円台、ファッションラインが3万円〜9万円台。卸を中心に25カ国以上の百貨店やセレクトショップなどで販売しており、日本では伊勢丹新宿本店やグレイト(GR8)、オープニングセレモニーなど約10店舗で取り扱いがある。
ンー=ブランドディレクターは世界初の店舗に日本を選んだ理由について「ブランドイメージにぴったり雰囲気のある場所だったから。伊勢丹新宿本店やグレイトなどへの卸も好調でポテンシャルを感じた」と語った。
■ボース旗艦店
営業時間:11:00〜20:00
住所:東京都港区北青山3-9-1