2019年11月22日に、渋谷パルコが開業した。“カルチャーのパルコ”の総力を結集した売り場にファッション業界人は熱狂。一方で「一般消費者には受け入れられるのか?」と不安視する声もあったが、開業後9日間で売り上げは十数億円を記録し、引き続き絶好調との声が聞こえてくる。同店が支持されているのは、似たような商業施設があふれる中で“唯一無二”の売り場を追求したから。この連載では、他にはない店を作ったプランニング担当者4人に、企画の立て方や交渉術を聞いた。(この記事はWWDジャパン2020年1月6日号からの抜粋です)
WWD:意外性のあるフロア構成が好評です。どんなチームでプランニングを進めたんですか?
平松有吾(以下、平松):2016年9月に渋谷パルコの開業に向けた準備室が立ち上がりましたが、最初は管理部門含め8人と非常に少ないメンバーでした。徐々に増えたものの、プランニング自体に関わったのは計12人。直近の都心店舗の開発は20~30人だったのを考えると、相当少ないです。
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