ビューティ

ヘルステックの「フィンク」が約50億円の資金調達 創業者の代表CEOも交代

 予防ヘルスケア×AIテクノロジーに特化したヘルステックベンチャーのフィンクテクノロジーズ(FINC TECHNOLOGIES)は、第三者割当増資の実施を発表した。調達した資金は約50億円で引受先はアイザワ・インベストメンツ、伊藤忠食品、大正製薬、テレビ朝日ホールディングス、東芝、日本メディカルシステム、ピップ。これによって創業からの資金調達額は累計150億円強となった。同社は800万ダウンロードを達成したヘルスケア/フィットネス(ダイエット)アプリ「フィンク(FINC)」などを運営する。今回の資金調達によって「フィンク(FINC)」をはじめとした各種サービスに活用しているAIの開発や新規事業の拡大、マーケティングの強化を図る。

 また事業展開のスピードを加速する目的で、これまでの3人代表制から代表取締役1人に変更したことも発表された。これに伴い、創業者で代表取締役CEOの溝口勇児氏が退任し、新たに前代表取締役CTOの南野充則氏が代表取締役CEOに就任。小泉泰郎代表取締役CFOは取締役CFOとなった。また溝口氏は、非常勤取締役/ファウンダーとして「フィンク」をサポートする。新経営体制となり今後はコア事業への集中、「フィンク」の技術的強みの戦略的訴求、顧客に向き合ったサービス提供の強化を推進していくという。

 そのほか、AIや深層学習(ディープラーニング)を活用し、食事の画像を識別してカロリーや三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)を計算する「食事画像解析」機能の大幅アップデートや同社初の地上波テレビ番組提供となる「フィンク 1 分フィット」(テレビ朝日)が1月6日からスタートしたことなども発表された。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。