アイスタイルが展開する「アットコスメ ストア」初の旗艦店「アットコスメ トーキョー」が10日に原宿駅前にオープンするのに伴い、9日にプレスに全容を公開した。同店舗は地上1〜3階の3フロア構成で、店舗総面積約1983平方メートル、売り場面積約1322平方メートルに、「クラランス(CLARINS)」「ジバンシイ(GIVENCHY)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」などこれまで取り扱いのなかったブランドも含め、プチプラコスメからラグジュアリーコスメまで約200ブランドをラインアップし、初年度売り上げ約40億円を目標とする。「この店舗は、今あるネットとリアルの融合ではなく、“次の融合”を目指す。店舗内だけでなく外に出て行くのお客さま全てと、ブランドと店がつながる体験を提供する」と吉松徹郎アイスタイル社長兼CEOは語った。
スタジオ完備の1階は
殿堂入りコスメがそろうコーナーも
立地は原宿駅の表参道口を出てすぐ前。「ギャップ(GAP)」の跡地だ。壁面に巨大なデジタルサイネージを配した「アットコスメ トーキョー」。店内は広々とした通路と抜けの良さから、ブランド数の多さが一目で分かる。吹き抜けになっているエントランスの正面にはベストコスメを受賞した製品や殿堂入り製品が並ぶ“ベスコスタワー”が設置され、その奥にはテスターバーのほか、ウェブサイト「アットコスメ」で公開しているウィークリーランキングの紹介コーナーも初設置。こちらは毎週更新される。
スマートフォンでロックを解除できるスマートロッカー、外貨両替機、レンタルモバイルバッテリーなど、荷物が多い人やツーリストにも便利なサービスも用意されている。また、入り口横にはガラス張りのスタジオがあり、オープン時には若槻千夏やMatt、ゆうこす(菅本裕子)などが登場する4日連続のスペシャルライブ配信を行う。
スマートミラーを用意した2階は
メンズコスメもラインアップ
2階には「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」や「クラランス メン(CLARINS MEN)」などのメンズコスメも集めたメンズ・ユニセックスコーナーを常設店としては初設置。フロア奥には店舗での売り上げランキングコーナーがあり、1階の「アットコスメ」ウィークリーランキングとは異なるアプローチで売れ筋製品を紹介する。体験コンテンツが充実しており、手洗いもできるテスターバーは2カ所あり、コットンや綿棒なども完備。肌測定を行うスペースもあり、パナソニック製のスマートミラーを2台設置。結果は自動的にプリントされる。そのほか、キッズスペースや授乳室。おむつ替えルームなど、子連れ客のためのスペースも用意している。
イベントスペースの3階には
アプリユーザー限定の
酸素カプセルが
3階は広々としたイベントスペースで、ファン座談会や製品発表会、ワークショップなどを定期的に開催する。ゆとりのあるパウダースペースや酸素カプセルも用意されており、受付で「アットコスメ」のアプリを提示し照会すると、全て無料で利用することができる。
そのほか、免税カウンターや日本語、英語、製品のJANコードを設置タブレットで読み取ると多言語で製品の説明を表示する翻訳リーダーのほか、ブランド名や目的のアイテムを示すと店内のどこに置いてあるか表示する館内案内も英語や中国語など多言語に対応するなど、国内のみならず海外の来店客を意識したサービスも多数用意し、訪日客の来店比率は40〜50%を見込む。