アルビオンのスキンケアを中心にボディーやヘアアイテムをそろえるブランド「イグニス(IGNIS)」は4月5日、ブランドリニューアルを行い、新「イグニス」シリーズに加え、単品アイテムで構成された新シリーズ「イグニス イオ(IGNIS io)」の2つのシリーズ体系で展開する。化粧品専門店600店舗で扱い、3年をかけて1店舗あたりの売り上げを現在の倍にしていく。
1996年に誕生した「イグニス」は、植物が持つ生命力に着目し、どんな環境下でも続く健やかで強く美しい肌=エナジースキンを目指している。2007年にも全面リニューアルを行ったが、ニーズやお客の在り方の変化から、植物の力はそのままにブランドロゴも一新して大きくリニューアルする。新「イグニス」シリーズは肌効果を高める白神産ウイキョウエキスを共通成分とし、今後発売するアイテムにもキー成分として配合していく。「イグニス イオ」シリーズは、もっと気軽に化粧品を選べるようにと“アラカルトコスメ”のスタイルを提案し、若年層の取り込みを狙う。また、全アイテムのボトルには葉脈の中に“IG”を模したデザインのブランドエンブレムもあしらう。
新「イグニス」シリーズは、クレンジング・洗顔、乳液、化粧水、美容液またはクリームの4ステップケアを提案する全12種15品(3000~7000円)をそろえるホワイトラインが登場。キー素材として全アイテムにウイキョウエキス、高い美白効果を発揮するハスカップエキスを配合する。秋には、ウイキョウエキスにプラスした美容成分を含むモイストラインを発売予定だ。新たに加わった「イグニス イオ」シリーズは、美容液、クレンジング、洗顔料、化粧水、スパイスケア(単品使用はもちろん他アイテムと混ぜても使える美容液など)、UV、ボディーケア、フレグランスの8種のカテゴリー(ブランドではバスケットと表現)で全24種32品(1000~3800円)をそろえる。
小林章一社長は、「刷新後は、季節に合わせてステップを踏んだ『イグニス』シリーズと、単品で構成した『イグニス イオ』シリーズの2シリーズで展開していく。製品に使用している素材は、秋田県白神山地のふもとにある自社の研究所で栽培しているもの。これまで『イグニス』は製造販売元をアルビオンとしていたが、リニューアルにあたり新たにアルビオン白神研究所を製造販売元とし、より“植物の力”を全面に押し出していく。両シリーズとも1年をかけて7回の予定で新製品を投入し、SKUをそろえていく」と話す。
ブランドは環境にも配慮し、「イグニス」シリーズの紙箱はバガス(サトウキビを圧搾した際に発生する葉や茎などの残渣)と再生紙を原料とした紙を使用。「イグニス イオ」シリーズの紙箱はFSC(森林管理協議会)認証紙を使用している。