「フェンディ(FENDI)」は、イタリア・ミラノで13日(現地時間)に行った2020-21年秋冬メンズ・コレクションのランウエイショーで、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦デザイナーとのコラボレーションを発表した。「フェンディ」はシーズンごとにさまざまなアーティストと協業することで知られているが、日本人デザイナーとは初めて。
コラボレーションアイテムはラスト4ルックで登場。「アンリアレイジ」が13年に発表した、太陽光で色や柄が浮かび上がるフォトクロミックを素材に使用した。モデルがリング状に配置されたライトの中央に立ち止まると、体の周り囲むライトが上下にゆっくりと移動し、真っ白や無地だった服に色や柄が浮かび上がった。
ランウエイに登場したのは同素材を使用したアウターとハット、バッグで、ほかにも複数のアイテムが制作されているとみられる。
協業は、森永デザイナーが19年にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が若手を支援するために創設した「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のファイナリストに選出されたことがきっかけで、「フェンディ」が同氏にコラボレーションを依頼したという。