「トゥルーム(TRUME)」は、プリンター大手のセイコーエプソン(長野県諏訪市、碓井稔社長)が2017年にスタートした時計ブランドだ。ブランド名はTRUE(真実)とME(自分)を合わせた造語で、“真実の自分を見つけるための人生の羅針盤となるもの”との思いが込められている。今回は、新たな時計を探すモデルの山田亮平が、山本晃弘「アエラスタイルマガジン」ウェブ編集長兼エグゼクティブエディターに教えを乞う。
山田は10年にデビューして、すぐに海外コレクションに挑戦。11年のニューヨーク・コレクションを皮切りにパリ、ミラノ、ロンドンの4大コレクションを相次いで歩いた。その後も「エルメス(HERMES)」や「プラダ(PRADA)」「ジル・サンダー(JIL SANDER)」などの日本開催のショーに出演したり、国内外の雑誌やブランドカタログで活躍している。
一方の山本は、ビジネススタイルからリラックスカジュアルまでカバーするメンズファッション誌「アエラスタイルマガジン(AERA STYLE MAGAZINE)」(朝日新聞出版)の編集長を務めた後に独立。現在は、同誌のウェブ編集長などを務める。山田にいち早く注目し、起用してきた。スイスの2大時計見本市の取材も長年続けるなど、時計についての造詣も深い。
オン・オフを
思い切り楽しむ人にお薦め
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モデルと編集者という立場でしばしば接点のある二人だが、意外にもプライベートの買い物についてゆっくりと話す機会はなかったという。今回、山田が時計の購入を考えていて、アドバイスを求めていると山本が聞き、対談が実現した。
山田亮平(以下、山田):モデルって、現場でさまざまなスタイルに変身する仕事です。時計を着けて現場入りしても、仕事ではそれを外さなければならないので“時間を知るのはスマホ”となっていました。でも30歳を超え、“そろそろちゃんとした時計を”と思うようになりました。
山本晃弘「アエラスタイルマガジン」ウェブ編集長兼エグゼクティブエディター(以下、山本):時計は“時を知る道具”でもあるけれど、自分の嗜好やライフスタイルを表現するアイテムの役割も大きいです。山田君はデビュー当時から自分らしい表現を貫いてきたし、プライベートではキャンプと旧車が趣味なんだよね?そんなオン・オフを思い切り楽しむ人には「トゥルーム」をお薦めします。
山田:自然にあふれた新潟で生まれ育ち、キャンプは子どもの頃からずっと楽しんできました。26歳で運転免許を取り、キャンプに行くときにも使える車を購入しようとディーラーに行ったんですが、新車を前に“何か違う”と思ったんです。あれこれ迷って、子どもの頃に友だちの父親が乗っていた「フォルクスワーゲン(VOLKSWAGEN)」の“ゴルフ2”※を選びました。今の車にはない“アジ”に引かれたんです。愛用歴は4年です。
山本:山田君は見た目のかっこよさより、“アジ”のあるものが好きなんですね。使い込むほどに自分になじむもの、価値あるものに育てる楽しみがあるものというのか。
山田:ええ。かっこよすぎるもの、他人にかっこつけていると思われるものは苦手です……。これはモデル業にも通じることかと。当然、時計もそういったものは選びたくない。オリジナルな世界感のあるものが欲しいです。
山本:「トゥルーム」は、カーナビにも使われるGPS衛星からの電波を受信して世界のどこにいても、それこそ南米やアフリカの秘境でも、秒単位まで正確な時刻を自動的に表示してくれるから、アウトドアが趣味で、世界で活躍する山田君にぴったり。気圧・高度・方位センサーも内蔵されているし、現在地からあらかじめ登録した地点に戻るためのウェイポイント機能も付いています。ソーラー駆動だから電池交換の必要もない。それでいて、どこか“アジ”があるんです。
アウトドアでも使える
“LコレクションTR-MB7009”を選択
山田:僕が気になったのは“LコレクションTR-MB7009”です。ワイルドなルックスですが、着けてみると驚くほど軽量で視認性も高い。タフで、雨もへっちゃらなコーデュラバリスティックナイロンベルト製だからキャンプにも最適です。
山本:米国の名タンナー、ホーウィン(HORWEEN LEATHER)のクロムエクセルレザー替えベルトも付属するんだよ。
山田:えっ、そうなんですか!?経年変化も楽しめそうですね。
山本:ケースは強靭かつ軽量なチタン。ベゼルは傷付きにくいセラミック。本当にアウトドアにぴったりだね。クロムエクセルレザーのバーガンディーは黒やグレーとも相性がいいから、スーツやジャケパンスタイルの際にも活躍してくれそう。
「トゥルーム」は歴史ある
ファクトリーブランド
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山田:実は「トゥルーム」のことは今回初めて知りました。どんなブランドなんですか?
山本:エプソンって聞くとプリンターを連想すると思うけど、そのルーツは実は時計で、70年以上も前に機械式時計を作るために長野県諏訪市に設立されたんだ。世界初のクオーツ時計を開発したのも、GPSソーラー時計を開発したのもセイコーエプソン。時計マニアにとっては常識なんだけど、同社がその技術をあらためて世の中に伝えるためにスタートさせたのが「トゥルーム」なんだ。
山田:長い歴史と伝統を持ったメーカーが作る、最先端技術を用いた時計なんですね。
山本:これまで裏方に徹してきたからあまり知られていないけど、時計作りの実力は世界トップクラス。他人とかぶりたくない、でも“本当にいいと思える時計”が欲しい人にお薦めできます。
ビジネスシーンにもフィットする
“LコレクションTR-MB8001”
山本:山田君の友だちには“平日はスーツ”という人も多いよね?そんな人に推薦したいのが、チタン製ブレスレット仕様の“LコレクションTR-MB8001”。
山田:この四角い付属品は何ですか?
山本:これは“エクスパンデッドセンサー”といって、UV・温度・加速度センサーが内蔵されているんだ。紫外線の量や周囲の温度、歩行数やそれに伴う消費カロリーを計測・表示してくれます。
山田:ランニングやウオーキングを楽しむ人にもよさそうですね。
山本:アレ、こっちも欲しくなってきちゃった(笑)?
TEXT : YASUHITO SHIBUYA(OFFICE NOMAD)
トゥルームお客さま相談室
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