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御殿場アウトレットが大幅拡張、日本初の“年1000億円超えモール”へ

 三菱地所・サイモンが運営する「御殿場プレミアム・アウトレット」は4月16日、新たに88店舗をオープンする。同モールの直近の売上高(2019年3月期)は946億円(弊紙推定)で、増床により日本の大型ショッピングモールとしては史上初の1000億円超えがほぼ確実になる。新たに「トム ブラウン(THOM BROWNE)」「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」などに加え、期間限定でヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の手がける「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」も出店する。

 新設エリアに出店する(移転含む)のは「トム・ブラウン」などのほか、「コンバース トウキョウ(CONVERSE TOKYO)」「イザイア(ISAIA)」「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」「ミッソーニ(MISSONI)」「プチバトー(PETIT BATEAU)」「ウールリッチ(WOOLRICH)」「ルルレモン(LULULEMON)」「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」「モレスキン(MOLESKINE)」などの物販が72店舗、「ピエール・マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」「沼津 魚がし鮨」などの飲食が16店舗になる。

 「御殿場プレミアム・アウトレット」は現在4万4600平方メートルに210店舗が出店、00年7月の開業以来、延べ1億7000万人(19年3月期まで)が訪れた。今回は新たに1万7000平方メートルの売り場を追加し、合計店舗面積は6万1000平方メートルとアウトレットとしては日本最大になる。駐車場も2200台分を新設し、合計7000台分に拡張する。昨年11月には小田急グループが「ホテル クラッド(HOTEL CLAD)」と露天風呂が併設された日帰り温泉施設「木の花の湯」を開業するなど、ショッピングモールの粋を超えた展開を見せている。

 大型ショッピングモールとしてはこれまで、「ラゾーナ川崎」(運営:三井不動産)が953億円で日本最大だった。なお日本ショッピングセンター協会の定める大型ショッピングセンターの規定を満たす商業施設としては、免税店で稼ぐ成田空港が最大で19年3月期で1432億円を売り上げている。

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