大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)の裁判の陪審員候補にスーパーモデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)の名前が挙がっている。
候補者リストにはニューヨーク在住の100人以上が載っており、ジジはそのうちの一人。このリストの中から陪審員が選ばれる。「ニューヨーク・デイリー・ニュース(NEW YORK DAILY NEWS)」紙によると、ジジはジェームズ・バーク(James Burke)判事のもとを訪れ、裁判当事者と面識があると報告したという。引き続き陪審員候補に残っているかどうかは明らかになっていない。
ワインスタインはニューヨークで5つの性的暴行事件で罪に問われているほか、ロサンゼルスでも4件の裁判が進行中だ。
ワインスタインは上記裁判とは別に、性的に不適切な行為があったとして女優や元従業員ら30人以上らから訴えられ、総額2500万ドル(約27億5000万円)の和解金を提示したと「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」紙が報じた。しかし、この和解案にはワインスタインの責任を認める条項が含まれていないことや、ワインスタインがこの問題を機に2017年に解雇された映画会社の事業閉鎖に伴い支払われる保険金4700万ドル(約51億7000万円)の中から和解金と裁判費用1200万ドル(約13億2000万円)以上が支出されることが大きな反発を生んでいる。