デザイナーの高田賢三(80)がラグジュアリーホームウエア&ライフスタイルブランド「K3」を立ち上げた。パリのサンジェルマン通りに新設した「K3」のショールームと、フランス・パリで開催されるインテリアとデザインの見本市「メゾン・エ・オブジェ(Maison et Objet)」で1月17日に披露する。
家具や陶芸品、絨毯、オブジェ、リネン、テキスタイルなどを展開する。生産地はイタリアやフランス、米国だが、陶芸品には金継ぎ技法を用いるなど日本的の伝統的な要素がうかがえるコレクションになっているという。
高田はブランド立ち上げに際し、ジョナサン・ブーシェ・マンハイム(Jonathan Bouchet Manheim)をマネジング・パートナーに、エンゲルベルト・オノラ(Engelbert Honorat)をクリエイティブ・アシスタントに迎えた。ブランド名の「3」は高田を含めたこの3人を指す。このほか、総勢250人以上がブランド立ち上げをサポートする。
1999年に「ケンゾー(KENZO)」から退いた高田は、「60歳になったタイミングで『ケンゾー』から退いたのは早すぎた。働きたいという気持ちに気付いたので復帰することにした。もうすぐ81歳になるが、まだ働いていることに自分自身でも驚いている」とコメントした。