YKKは、海洋プラスチックごみを主材料としたファスナー“ナチュロン オーシャン ソースト”を2020年中に販売する。“ナチュロン オーシャン ソースト”は、スリランカの海岸線から50km以内で収集された海洋プラスチックごみを主材料として製造する樹脂製のファスナーで、従来と同等の強度、耐久性、機能性を維持できる含有量で現在開発を進めている。1月26~29日にドイツ・ミュンヘンで開催される「ISPOミュンヘン(ISPO Munich)」で、1月29~31日にアメリカ・デンバーで開催される「アウトドア リテイラー&ショー ショー(Outdoor Retailer & Snow Show)」で初披露する。
YKKは創業以来の精神“善の巡環”のもと、1994年に「YKKグループ環境宣言」を制定し、同年再生ポリエステル樹脂ファスナー“ナチュロン”を発売した。2019年には「YKKグループ環境ビジョン2050“人と自然の未来をひらく”」を策定して、気候変動への対応、資源の活用、水の持続的利用、自然との共生を目指し、YKKグループ全体でさらに高いレベルの環境経営の実現に取り組んでいる。