アリババ(ALIBABA)は東京2020オリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナーとして3月1日、成田国際空港で日本人アーティストの作品を展示する「アリババクラウドギャラリー」をオープンする。アリババのクラウドテクノロジーを生かしたデジタルアートを展示し、東京2020オリンピック・パラリンピックのために訪日する外国人に日本の芸術や文化を発信する。作品は第1ターミナル、第2ターミナル内の9つの通路に2021年3月31日まで展示する。なお、国際空港においてクラウドテクノロジーを生かしたアート展示を設けるのは初めてだ。
クリス・タン(Chris Tung)=アリババグループ最高マーケティング責任者は「20年は世界中から多くの人が日本に訪れる年で、成田空港はそんな訪日外国人を受け入れる大切な玄関口になる。そこでアリババのクラウドテクノロジーを生かし、日本の素晴らしい若手アーティストの作品を展示することで日本の文化を世界中に発信できたらと思う。若手日本人アーティストのクリエイティブな作品を通じて、スポーツ、アート、文化、テクノロジーを組み合わせ、若いアーティストを応援したい。『アリババクラウドギャラリー』を通じて、日本に訪れる方々へのスペシャルウェルカムとしてユニークな体験を届けたい」と語った。
古宮正章・公益財団法人東京2020オリンピック・パラリンピック組織委員会副事務総長は「オリンピック開会まで200日を切り、いよいよカウントダウンの期間に入っている。オリンピック・パラリンピックはスポーツだけでなく開催国の芸術や文化を発信する役割を果たしており、今回のギャラリーはまさにそのような付加価値を与えるだろう。スポーツの祭典と言われているが、このような芸術活動を通してスポーツの新たな楽しみ方を提供したい」と意気込んだ。