「リファ(REFA)」や「シックスパッド(SIXPAD)」などを手掛ける美容機器メーカーのMTGは1月16日、スリープテックブランド「ニューピース(NEWPEACE)」を発表した。松下剛社長は「『ニューピース』は、『リファ』『シックスパッド』に続く第3の柱となることを期待している」とコメント。
第1弾として、マットレス「ニューピース AIモーションマットレス」(シングル、セミダブル)を2月から発売する。価格はシングルが27万円、セミダブルが32万円。またドリームプランとして、シングルが月々4900円、セミダブルが月々5800円で購入できる分割プランも用意している。主な販路は全国の百貨店。加えて「ニューピース」は今期中(9月末まで)に、新たに5製品を発売する予定だ。
「ニューピース AIモーションマットレス」は“動き×温度×AI”で理想の睡眠を提供する。同製品の最大のポイントは、マットレス自体が動くことで、赤ちゃんがゆりかごの中で眠る姿に着想を得て開発をスタートさせた。人間が心地よい眠りに誘われる動きを、マットレス内部に組み込んだ“エアセル”が再現。動きのコースはおやすみ・めざましのほか、日中にも使えるストレッチコースを用意する。また搭載された“ヒートナビゲーター”が睡眠時の体温の変化を感知して、理想的な深部体温やユーザーの起床時間に合わせ、スムーズな入眠と目覚めをもたらすように温度を調整する。さらに、実際に45~60日間使用することで「非接触センサー」によって取得した睡眠データをAIが学習し、その人に合った最適な睡眠をかなえる。
また東京・銀座にあるMTGの複合施設「ビューティコネクションギンザ(BEAUTY CONNECTION GINZA)」の地下1階では、2月3日から予約制で「ニューピース」製品の体験会を行うほか、全国の百貨店やショッピングモールなどでも体験会を予定している。
同社によるとマットレス市場は日本、アメリカ、中国、イギリス、フランス、ドイツ、韓国の主要7カ国だけで約4兆円、日本だけでも約2600億円と巨大マーケットだという。時期は未定だが、韓国、香港への展開も決定している。