「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」は、2013年からデザイナーを務めてきた高橋悠介の退任を発表した。現在店頭に並び始めた20年春夏物がラストコレクション。高橋は2月に三宅デザイン事務所を退社する予定だ。
高橋悠介は1985年生まれ。2010年に文化ファッション大学院大学ファッションデザインコースを修了後、同年三宅デザイン事務所に入社した。入社3年目の13年、27歳の若さで「イッセイ ミヤケ メン」のデザイナーに抜擢され、14年春夏から6年間に渡りデザインを手掛けてきた。
後任はデザイナーを立てずにデザインチームで引き継いでおり、1月のパリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中では、新体制による「イッセイ ミヤケ メン」20-21年秋冬コレクションが展示会形式で発表された。またパリでのファッションショーの発表は19年春夏を最後に休止しており、19-20年秋冬からは同社のプリーツ技術の開発を背景にしたメンズウエア「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」がショー形式で新作発表を行っている。
同社は20年春夏に「イッセイ ミヤケ」のウィメンズデザイナー交代を行い、宮前義之の後任として近藤悟史が就いたばかり。20年代に入り、コレクションラインのメンズとウィメンズともに新体制での幕開けとなった。