「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は22日、パリで発表した2020年春夏“アーティザナル”コレクションで、「リーボック(REEBOK)」とコラボレーションしたシューズを披露した。今季のキーワード“ブルジョワ・ドレッシング”を反映しているというこのシューズは、メゾンのアイコンシューズである“タビ(TABI)”と、「リーボック」のアイコニックなモデル“インスタポンプフューリー(INSTAPUMP FURY )”を融合したデザインとなっている。
今季のもう一つのキーワードは作業途中や未完成を意味する“ワーク・イン・プログレス”で袖とキュロットがドッキングするなど服作りのプロセスを表現している。ショー会場は、パリ4区にある今は使われていないンクリートがむき出しの建物でまさに未完成。床にコラボスニーカーを使ったピンク色の足跡をつけて来場者をショースペースへ誘導した。 “インスタポンプフューリー”の特徴的なかかとの足跡を見ればショーが始まる前でもコラボの登場が“わかる人には分かる”謎かけのような演出となっていた。
なお “アーティザナル”は、メゾンにおける実験的な立ち位置であり、ショーに登場したアイテムがそのまま販売されるわけではない。商品化に向けての詳細は2月末にパリで開催される2020-21年秋冬コレクションで発表されるようだ。