開発背景について、「Mintel GNPD」を使用した同社の調べによると、「世界の美容化粧品・ヘルスケア市場において、動物性フリーのビーガン製品の割合は増加傾向にあり、2019年には前年比1.5倍と推移している。消費者の潜在的ニーズを解析する自社AI予測システムにおいても、ビーガンという語は同10%増と高い成長比率だった」と、小林麻美BOTANISTブランドチーム・ブランドリーダー。また、ビーガンラインは動物性由来原料や素材が含まれていないことを示すビーガン認証と、製造過程で動物実験が行われていないことを保証するピータ(PeTA)認証を取得している。
製品のポイントは、持続可能な開発目標(SDGs)の「13.気候変動に具体的な対策を」の取り組みとして、CO2削減が期待できるサトウキビ由来のバイオプラスチック容器を採用した点。処方では、砂漠に自生する植物ミロタムヌスの保湿力の源となるグリセリルグルコシドや加水分解エンドウタンパクを配合し、潤いがありながらもふんわりと軽い洗い上がりを目指した。
同社はSDGsの目標を定めたブランドマニフェストも発表し今後前述の13に加え、「12.つくる責任つかう責任」「15.陸の豊かさも守ろう」に取り組む。2020年秋頃よりテラサイクル社の循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」にパートナー企業として参加。Loopショッピングプラットフォーム内限定でシャンプー・トリートメントの一部シリーズの専用リユース容器での販売も予定している。