ファッション

人体に楽譜 ヤコポ・バボーニ・スキリンジの日本初個展がシャネル・ネクサス・ホールで開催中

 東京・銀座にあるシャネル・ネクサス・ホールでは2月16日まで、現代音楽家ヤコポ・バボーニ・スキリンジ(Jacopo Baboni Schilingi)による音楽と写真の融合を試みた新しいアプローチの展覧会「Bodyscore - the soul signature」を開催中だ。オーケストラやアンサンブル、ソロのための作曲だけでなく、インスタレーションや映像作品のための音楽も積極的に制作してきたバボーニ スキリンジは2007年より実験的に人体に楽譜を書き始め、次第にそれが彼の新しい作曲法へと変わっていった。モノクロで統一された会場には30点の写真作品が展示されている。

 作品に対するアプローチについてバボーニ・スキリンジは、「モデルのポーズについては、私が書きたい曲によって決める。また、どのモデルにどの曲を書くかも、そのモデルが持つ身体の表現力によって判断している。ニューヨークのマーサ・グラハム・ダンス・カンパニー(Martha Graham Dance Company)所属のダンサーには、その筋肉質な身体に見合った『フェニックス』という力強い曲を作り、ポーズでもその力強さを表現をしてもらった。一方、横たわっている女性には静かな曲調の曲を書いた」と、開催に先がけて行われたプレスプレビューで語った。

 展示された作品の中には、鑑賞者が写真の前に立つと実際にそのモデルの身体に書かれた楽譜の音楽が流れるインタラクティブなシリーズも数点。視覚と聴覚を揺さぶるバボーニ・スキリンジの世界が堪能できる展覧会となっている。

■ヤコポ バボーニ スキリンジ展「Bodyscore - the soul signature」
日程:1月15日〜2月16日
時間:12:00〜19:30
定休日:無休
場所:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
入場料:無料

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。