1月26日(現地時間)に開催された第62回「グラミー賞(Grammy Awards)」では、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)が着用したシンデレラのような「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」のボールガウンドレスや、カーディ・B(Cardi B)のクリスタルスタッズが散りばめられた「ミュグレー(MUGLER)」のショッキングピンクのドレスなど、セレブリティーたちの豪華な衣装が見物だった。しかし、彼らのコーディネートのディテールにまで気が付いた人はどれくらいいただろうか。ここでは今回のレッドカーペットで見逃してはいけない5つのディテールを紹介する。
1.ビリー・ポーターの
自動開閉フリンジ付きハット
いつも豪華な衣装でレッドカーペッドに登場することで知られるポーターだが、2020年「グラミー賞」でも観客の期待を裏切ることはなかった。「バハ イースト(BAJA EAST)」のターコイズのカスタム仕様のジャンプスーツはメタリック調のデザインで注目度は抜群だったが、そこにサラ・ソコル(Sarah Sokol)がデザインした自動開閉するフリンジをあしらったハットをプラスしてコーディネートを完成させた。自身のインスタグラムには、ポーターがレッドカーペッドでフリンジを動かしている様子が投稿されている。
2.ビリー・アイリッシュの
「グッチ」のモノグラムのネイル
アイリッシュは18歳にしてすでに、“ラグジュアリーとリラックスウエアの融合”という彼女のシグネチャー的スタイルを確立している。2020年の「グラミー賞」でもブレることはなく、ネオングリーンとブラックでまとめたカスタム仕様の「グッチ(GUCCI)」のモノグラムのセットアップ姿で登場した。
主要4部門のすべてを含む5つの賞を受賞するという快挙を成し遂げたアイリッシュだが、彼女のモノグラムをテーマにしたコーディネートにアクセントを加えていたのが「グッチ」のロゴをあしらったグリーンのネイルアートだ。このネイルは日本人ネイリストのエミ・クドウとネイルブランドの「OPI」がタッグを組み、ネイビーブルー、ターコイズ、イエロー、ライムグリーンの4色のネイルカラーを用いて施された。
3.ショーン・メンデスの
「ブルガリ」のネックレス
ショーン・メンデス(Shawn Mendes)はベリー色の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のスーツに、ファンシーカットのマラカイトとパヴェ・セッティングのダイヤモンドをあしらった繊細ながらも印象的な「ブルガリ(BVLGARI)」の“セルペンティ(Serpenti)”のネックレスを着けて登場した。
4.マギー・ロジャースの
「シャネル」のウオーターボトル
最優秀新人賞(Best New Artist)にノミネートされたマギー・ロジャース(Maggie Rogers)は、この日の衣装に「シャネル(CHANEL)」の2014年プレ・フォール・コレクションから星があしらわれたドレスをチョイスし、同ブランドのウオーターボトルというレッドカーペッド・ファッションとしてはすこし意外なアクセサリーを用いてコーディネートを完成させた。
5.タイラー・ザ・クリエイターの
スーツケース
タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)は、「ゴルフ ル フルール(GOLF LE FLEUR)」のピンクと赤のベルボーイ風スーツを着用し、レッドカーペット上で多くの注目を集めていた。衣装に合わせたピンクのスーツケースの中身はピンクと赤のストライプシャツとブラウンのパンツで、授賞式ではこの服を着用して最優秀ラップ・アルバム賞(Best Rap Album)を受け取った。