「グッチ(GUCCI)」は、2020年春夏コレクションで披露した“グッチ 1955 ホースビット (GUCCI 1955 HORSEBIT)”の新作を発売した。ホースビットはブランドを象徴するディテールの一つ。世代を超えて愛されてきたオーセンティックな形状はそのままに、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターが現代的な解釈を加え、さまざまなシーンで活躍するイットバッグに蘇らせた。4月には、日本限定モデルもリリース。ここでは、20年春夏の広告キャンペーンとともにこのバッグの魅力を紹介する。キャンペーンのカギを握るのは、もちろんホース(馬)。「自由のシンボル」ともいわれる馬と一緒に、ファッションを謳歌する姿を印象的にとらえている。
シュールレアリスティックな世界
今シーズンのキャンペーンを手掛けたのは、映画「ロブスター(THE LOBSTER)」などで知られる映画監督のヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos)。モデルたちはまるでそれが当たり前のように馬と一緒にドライブしたり、食事をともにしたりと寄り添って生活している。彼らはペットなのか、家族なのか、それとも……?観る人に解釈を委ねる、ユニークなストーリーだ。モデルが携えているのは、今シーズン新たに登場したトートバッグのシリーズ。現代を生きる女性たちのライフスタイルに寄り添うデイリーユースに最適なサイズが魅力だ。
“ホースビット”の魅力
“グッチ 1955 ホースビット”は、2020年クルーズ・コレクションでデビュー。モチーフのダブルリングとバーは華奢にモディファイされて洗練度を高めており、その存在感は抜群。デビュー作のフラップ型ショルダーバッグは、ストラップを調節すればクロスボディーバッグとしても使える2ウエイのデザインで、すでに人気を呼んでいる。そして20年春夏のランウェイでは、ドーム型のトップハンドルバッグやトラベルバッグなど、バリエーションをさらに拡充した。ワードローブに取り入れやすいシンプルなデザインに加え、持ち物を整理しやすい気の利いたコンパートメントも備え、モードと実用性を両立させている。
馬具の「くつわ」に着想したホースビットは、乗馬の世界と深いつながりを持つ「グッチ」にとって欠かせない普遍的なモチーフ。60年以上経っても色あせることなく、知的でタイムレスな魅力を放っている。バッグではフロントに印象的にあしらい、クラシカルな雰囲気を維持しつつも色や柄で遊び心をプラス。人気の“GGスプリーム キャンバス”に、レッドで “BOUTIQUE”プリントを利かせたキャッチーなデザインも見逃せない。
2020年春夏は
トートタイプをチェック
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中でも今シーズンの注目はトートバッグ。柔らかくしなやかなカーフレザーを贅沢に使用した、A4サイズが収まる使い勝手のよい大きさ。見た目以上に軽く、ワークシーンに限らずマルチに活躍しそうだ。オリジナルの“GGキャンバス”とブラック、ブラウンの3型を2月20日に発売。商品価格は18万から21万円。4月上旬には、キャンバス素材にネイビーのレザートリミングをあしらった日本限定モデル(価格19万5000円)も登場する。ソフトな質感と持ち運びのしやすさが特徴で、日本人女性のライフスタイルにぴったりのデザイン。伝統に自由の風が吹き込まれ、新たな可能性を押し広げたアイコニックなバッグは、ますます注目を集めそうだ。
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