アダストリアは2020年度、新規、海外およびデジタル事業の拡大に伴い、社会人経験者の中途採用を実施する。同社初のオープンポジションでの募集となり、応募後に経験や適正を鑑みて最適なポジションで選考を行う。同社は「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」や「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」「ニコアンド(NIKO AND…)」など、ファッションを軸に計20ブランド以上を国内外で展開し、海外市場の開拓やデジタル戦略の強化に舵をとっている。今回採用する人材には、新事業の立ち上げや海外店舗運営、デジタルを駆使して既存事業にシナジーを生み出す職務など、最前線での活躍を期待する。
感性と創造性を刺激する
カフェ併設型オフィス
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同社は17年から渋谷ヒカリエへ移転し、現在18~19、27~30階にオフィスを構えている。渋谷の街を一望できる広々とした空間は、同社のコーポレートメッセージ“Play fashion!”を体現している。「お客さまにファッションを通じてワクワクする気持ちを届けるというコーポレートスローガンです。これを達成するには、まず自分たちが仕事を楽しまなくてはならない。そのための工夫がこのオフィスには散りばめられています」(同社広報担当者)。27階には同社が運営する社員用カフェ「A CAFE」があり、社員のワーキングスペースやコミュニケーションの場としても機能している。配管がむき出しのインダストリアルな雰囲気と木目調のイスやテーブルが調和し、大きな窓から自然光が差し込む空間は、感性と創造力を刺激する。大きな棚には社員が持ち寄った書籍が並び、貸し出しは自由。PCや資料と向かい合って思索に没頭する社員もいれば、ソファーで和気あいあいとミーティングするグループもあり、活用法はさまざま。それぞれが自分らしく仕事を楽しみ、個性を発揮できる環境が整っている。
デジタルを活用し、
ファッションビジネスを変える
デジタル分野においては、既存の国内事業や海外事業、新規事業をデジタル技術でけん引するとともに、アダストリアが蓄積してきたさまざまなデータを活用して、ビジネス全体にインパクトを与える人材が求められている。たとえばデータストラテジストやデジタルマーケターなどのポジションが想定される。アダストリアの自社EC「ドットエスティ(.st)」の会員数は1000万人を超え、国内外には約1400の店舗網を構えており、F1層(20~34歳の女性)に根強いファンを持つ。今後はこれらのリソースを結びつけ活用していくこともカギになる。今までになく便利でワクワクする買い物体験を作る――アダストリアはそんな未来を思い描いている。
海外大型旗艦店が誕生
“ワクワク”は世界へ
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19年12月には若者を中心に高い人気を誇る「ニコアンド(NIKO AND…)」が中国・上海に最大級の旗艦店をオープンした。アパレルだけでなく雑貨や家具、音楽からフードコートレストランまで、「ニコアンド」の世界観が凝縮された空間だ。同社の海外事業の開拓は始まったばかりで、「ファッションって、楽しい」というアダストリアのメッセージはこれから世界へ広がっていくことになる。「われわれのビジネス領域においてデジタルや海外戦略をさらに加速させるための人材が必要です。新しい力に期待しているし、(新しい力に)任せてみたい」(同社人事部長)と力を込める。今回の募集における想定ポジションや応募の条件は、同社のホームページで公開している。
アダストリア人事部 採用担当
0120-328-911