イタリア発のレッグウエアブランド「カルツェドニア(CALZEDONIA)」、ニットウエアの「ファルコネリ(FALCONERI)」、ランジェリーの「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」などを擁するカルツェドニア・グループは2019年12月期決算の速報として、売上高は前期比4.7%増の24億1000万ユーロ(約2892億円)だったと発表した。
同社は国外市場への進出を強化しており、19年に新規オープンした188店のうち138店が中国、ロシア、フランス、日本などイタリア国外だった。19年12月時点での販売拠点は合計4859カ所で、その3103カ所がイタリア国外にあるが、ヨーロッパの主要市場では売り場の統廃合を計画しているという。なお、売り上げの56%が国外と輸出によるものだった。
同社はECにも力を入れており、19年はテクノロジー関連に2億ユーロ(約240億円)以上を投じている。また10月25日には、ケリング(KERING)が主導する環境保護を目的とした「ファッション協定(The Fashion Pact)」に署名している。