フランス発カスタマイズジュエリー「レ・ジョルジェット・バイ・アルテス(LES GEORGETTES BY ALTESSE以下、レ・ジョルジェット)」のアジア初の路面店が東京・青山の骨董通りにオープンした。
オープンを記念して1月23日、セリーヌ・ギエルメ(Celine Guilhermet)クリエイティブ・ディレクターが来日し同店舗でパーティーが開催された。ギエルメ=クリエイティブ・ディレクターは、「ファッショナブルで洗練された日本に店舗を開けてとてもうれしい」とコメント。
「レ・ジョルジェット」は2015年にアクセサリーメーカーとレザーメーカーとのコラボレーションで誕生。メタルを使用したアクセサリーと、レザーの最高の職人技を組み合わせたファッションジュエリーを提供している。両社ともフランスの無形文化財企業に指定されており、メイド・イン・フランスにこだわっている。
ブレスレットやネックレス、ピアス、ウオッチなどから構成される「レ・ジョルジェット」の特徴は、無限にカスタマイズできる点だ。6種類のメタルのフレームと交換可能なリバーシブルのレザーやビニールを組み合わせることで、幾通りにも着用できるというもので、現在約2万通り以上もの組み合わせが可能だという。フレームだけで着けることもできるし、レザーやビニールのパーツを買い足せば、気分に合わせてファッションとコーディネートも可能だ。定番デザインが約10~15種類あり、シーズンごとに新色が登場する。中心価格はバングルが1万~4万円程度、リングが6500~1万3000円程度、ピアスが1万~1万8000円程度。リバーシブルのレザーやビニールパーツは600~4000 円程度だ。ギエルメ=クリエイティブ・ディレクターは「それぞれの好みに合わせて自分だけのジュエリーにカスタマイズできる。だから、あらゆる人にシーズンや好みに合わせて楽しんでもらえるはず」と話す。
仏ファーストレディーのお気に入り
エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領が経済大臣だった当時に工場を訪問した際に記念品として渡したバングルが、ブリジット・マクロン(Brigitte Macron)大統領夫人のお気に入りになり、彼女はさまざまなシーンで「レ・ジョルジェット」のバングルを着用している。また、フランスの伝統的技術を用いて作られているということもあり、エリゼ宮(フランス共和国大統領官邸)の公式ギフトの一つになっている。
日本法人設立後、売り上げがうなぎ上り
「レ・ジョルジェット」を輸入販売するルネッサンス・ラグジュアリー・ジャパン(RENAISSANCE LUXURY JAPAN以下、ルネッサンス・ラグジュアリー)は、17年にフランス本社が100%出資し設立した。今までは百貨店のポップアップイベント中心に販売をしてきたが、18年度の売り上げは前年の2倍、19年度は同50%増と急成長している。現在は、路面店および小田急百貨店新宿店と西武池袋本店に常設コーナーがある。クリステル・ベロア(Christelle Belloir)=ルネッサンス・ラグジュアリー社長は「日本市場に大きな可能性を感じている。ポップアップショップの開催でリピーター客がついてきた。手頃な価格とカスタマイズできること、そしてメード・イン・フランスの品質がわれわれの一番の強みだ」と言う。3月末には新コンセプトのECが立ち上がる予定だ。