作業服のワークマンは4日、2020年3月期の業績予想を上方修正した。修正後はチェーン全店売上高が1200億円(修正前は1035億円)、営業総収入が905億円(同733億円)と、2割以上も上振れする。新業態「ワークマンプラス」の積極的な出店に加えて、日常着として着用できるプライベートブランドがけん引して、19年4月〜20年1月までの既存店売上高は前年の同じ期間に比べて26.3%増だった。10月以降も多くのアパレルが消費増税や暖冬の影響で低迷する中、既存店売上高は2割以上伸ばしている。
チェーン全店売上高は、前期実績と比べると約3割増となる。メディアでの露出やインフルエンサーを起用したマーケティング戦略が奏功し、新規顧客の獲得に成功。秋冬商戦でも高機能・低価格を売りにした防寒アウターや防寒パンツが活発に動いた。大幅な増収によって修正後の営業利益は189億円(同150億円)、純利益134億円(同108億円)を見込む。