※この記事は2019年8月28日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
続・夢の“「WWDジャパン」居酒屋”構想
夢の“「WWDジャパン」居酒屋”構想(詳細は、コチラからどうぞ!!)には、たくさんのご連絡を頂戴いたしました。ありがとうございます。実際、今すぐにでも契約したいくらいのお店をご教授くださった方、立地についてアイデアをくださった方、こんなにふざけた構想を高く評価してくださった方……。このEditors’ Letterによってみなさんと繋がっていることを嬉しく思いましたし、「みんな、飲んべえなんだから(笑)」と実感した次第でございます。
ちなみに、ファッション週刊紙「WWDジャパン」編集長の向は、「新境地がんばります」とのことでした。構想、一歩前進です(笑)。
前回は、夢を語ることに終始した感がありますので、「引き続き、アイデア募集!!」という告知も兼ねまして、今回はその続き。そう思うに至った理由や、きっかけについてお話したいと思います。
ウェブの編集長を務めて以来、ロイヤルカスタマーという存在のありがたさを痛感しています。専門紙の「WWDジャパン」や「WWDビューティ」と比べれば、ウェブサイトの「WWD JAPAN.com」は、その門戸を広く解放しています。だからサイトには一見の読者も多く、まずは訪れてくれたこと、存在を知ってくれたことに感謝していますが、一方で再来訪は翌月だったり(泣)、芸能人ネタなどにしか反応してくれなかったり(号泣)、滞在時間が極めて短かったり(大号泣)。新客をロイヤルカスタマーに変えるのは大変です。そこでまずは「既存のお客さまを大事にしよう」と思い、その意味において直接「会える」、フランクに「飲める」環境を作るのは、有益だろうと考えたのです。
また、以前もこのEditors’ Letterでお話しましたが、多彩な“ウチの記者”を知っていただきたい、そのために直接会っていただきたいとも思っています。今後、ニュースサイトの価値は情報の早い・遅いではなく、独自の視点や知見が含まれているか・否かにシフトするでしょう。そんな将来を見据えると、今すぐにでも彼ら・彼女たちをプロデュースしたい。熱燗をお酌する向の隣にいるだろうニュースデスク、僕と一緒に「喜んで〜」と言ってビールやお通しを運んでくれる新人を、みなさんに紹介したいと思っています。
そして最後は、電脳系の方々も、案外リアル、一緒に酔えて本音で語れる空間が大好きなことを知ってしまったからです。昨年以来、商品の背景にある哲学と、その具現化の試みに惚れ込み「カルティエ」の“サントス”という時計を応援しています。メゾンは今春、テクノロジーと密接に関わるスタートアップ系企業のエグゼクティブを招きイベントを開催。知的なトークセッションの場は大いに盛り上がり、最終的には朝4時、みんながヘベレケになるまでコミュニケーションが続いたそうなんです。翌日から海外出張だったため、早めに失礼してしまった自分を呪いました(笑)。
なんだ!スマートな男性も僕ら、もっと言えば我が社の“のんべえ”三浦彰・顧問と変わらないじゃないか‼︎そう思った時、“居酒屋「WWDジャパン」”の成功を確信したんです(笑)。
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