映像監督で映像作家の山田智和が、東京・渋谷駅周辺のビルボード100カ所以上にオリジナル作品“BEYOND THE CITY”を展示している。期間は2月10日まで。渋谷スクランブルスクエアの屋外サイネージに特別動画も掲出中だ。
同作品は2019年に渋谷を舞台としたアートプロジェクト「SHIBUYA / 森山大道 / NEXT GEN」の一環で、山田が過去10年の活動で撮影した人物を、再開発中の渋谷の同一ロケーションで収めた。KID FRESINOや水曜日のカンパネラのコムアイ、オカモトレイジらが登場する。特設サイトでは本編ムービーやギャラリーを紹介しているほか、ビルボードの位置を示したグーグルマップを公開している。
山田は「20年、東京・渋谷。目に映るあらゆる現象と世界は常に破壊と創造を繰り返していくけど、カメラを向けて観察すればその消滅という運命に抗うことができる。流れていく景色は誰も止められないけど、そこに存在した景色や物語を何度も観察することができる。目をつぶれば、今も色鮮やかな景色が確かに存在している。映像を残していくことがたまに使命のように感じることがある」とコメントを発表した。