ビジネス

韓国の不買運動響く デサント18年ぶり最終赤字 20年3月期予想

 デサントは、2020年3月期の連結業績予想を下方修正し、純損益が10億円の赤字(修正前は7億円の黒字)になる見通しを発表した。前期は39億円の黒字だった。同社の最終赤字転落は18期ぶり。日韓関係悪化による韓国での販売不振に加え、子会社の売却や清算に伴う特別損失を約17億円計上する。

 売上高1308億円の業績予想は据え置く。前期は1424億円だった。

 特別損失はランニングシューズを展開する英子会社イノヴェイトグループの株式譲渡と、スキーウエアを販売する北米子会社の清算などによるもの。デサントはシューズ拡大の決め手として15年にイノヴェイトグループを買収し、欧州やアジアなどグローバルで展開してきたが、赤字幅が拡大していた。屋台骨である韓国事業の大幅な減収もあり、支えるのが困難になっていた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。