ニューヨーク生まれのナチュラルスキンケア&ヘアケアブランド「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」が好調だ。同ブランドは現在国内に72店舗を展開し、2019年7~12月の売り上げは既存店ベースで前年同期比9%増と、消費増税の影響で低調な化粧品ブランドが目立つ中、百貨店を中心に伸長する。特に洗い流さないトリートメントヘアミストやヘアミルクなど、アウトバスアイテムが新客を獲得し売り上げをけん引しているという。
より幅広い層への認知拡大と、ブランドメッセージの発信を目的にコラボレーション商品にも注力する。昨年11月に限定発売した、フラワーアーティストのエデンワークス(edenworks)とのコラボによるクリスマスコフレは発売直後に売り切れ店舗が続出した。この春は、1月にはスタイリストの熊谷隆志が手掛けるストリートブランド「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」とコラボしたメンズ向けトラベルキットを発売し、公式オンラインサイトでの販売開始から2日で初回入荷分を完売した。
新たなコラボアイテムとして、サステナブルブランドの「カーサフライン(CASA FLINE)」とコラボレーションした限定キットを2月15日に発売する。高品質なリネンを使用したコラボミニバッグにヘアミルクやシャンプー、コンディショナー、ヘアブラシなどを収めた2種を用意する。価格は5530円と7300円。今回のコラボは、ギフトアイテムを強化する狙いと同ブランドが取り組むサステナビリティの取り組みの一環として実施するもので、「使う人のライフスタイルをよりよくしていきたいという思いや、ナチュラルでやさしいモノ作りの姿勢に共通点を見出してコラボレーションが実現した」(同社広報)という。