ゴールドウインの2019年4〜12月期の連結純利益は、前年同期比50.5%増の114億円だった。秋以降、消費増税や暖冬の影響を受ける企業が多い中、引き続き「ザ・ノース・フェース(THE NORTH FACE)」を中心に活発な動きを見せた。またラグビーのワールドカップの特需で「カンタベリー(CANTERBURY)」が大きく売り上げを伸ばした。
売上高は同19.1%増の758億円、営業利益は同39.4%増の161億円だった。増収や値引き販売の抑制によって粗利益率が2.2ポイント改善。マーケティング費用の増加によって販管費は同16%増えたものの、粗利益の増加で吸収した。営業利益率は同3.1ポイント改善の21.3%に達し、アパレル業界の中ではかなりの高水準になっている。