2月13日発売の「WWDビューティ」は、セルフ意識が高まるオーラルケア特集をお届けします。オーラルケア関連製品市場は2022年には4300億円を超えると予測されています(富士経済調べ)。市場拡大の背景には、超高齢化を見据えて1989年から厚生労働省と日本歯科医師会が推進している8020運動や、メーカーによるオーラルケアに関する啓もう活動など企業努力があげられます。本特集では市場をリードする4社にオーラルケアの現状を取材、さらに相次いで登場するオーガニック・ナチュラルのオーラルケアアイテムをブランド担当者のコメントとともに紹介します。ニュース面では「アッシュ(Ash)」を中心に美容室チェーンを300店舗以上展開するアルテ サロン ホールディングス初のヘアケア&スキンケアブランド「エニック」の開発意図を吉原直樹会長に聞きました。
特集では健康意識の高まりから拡大傾向にあるオーラルケア市場を長年見続け、新しい商品を開発してきたライオン、サンスター、スモカ歯磨、ハニック・ホワイトラボを取材し、現在勢いのあるカテゴリーや今後注目の分野、さらにはOEMとしての製品開発ニーズに迫ります。
また相次いで登場しているオーガニック・ナチュラルのオーラルケアアイテムをピックアップ。体の部位によって異なると言われる経皮吸収は腕の内側を吸収率1とした場合、口の中の粘膜は約10~20倍。オーラルケア製品は口に含むものであり、誤って飲んでしまうこともあり製品選びは重要です。ニーズが高まるオーガニック・ナチュラル処方の製品を紹介します。
ニュース面ではアルテ サロン ホールディングスから初のヘアケア&スキンケアブランド誕生のほか、19年7~12月期決算を発表し11億円の営業赤字を公表したアイスタイル、香水に続く化粧品事業であるメイクアップラインの第1段「ルージュ エルメス」コレクションを発表した「エルメス(HERMES)」、昨年発売し1分に2.5個売れているという人気リキッドファンデーション「アンリミテッド ラスティング フルイド」のスティックタイプを打ち出す「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」を掲載しました。
そのほか、花王から新たに誕生した高価格帯スカルプケアブランド「イネス(INES)」、17年ぶりに復活した「アナ スイ(ANNA SUI)」のスキンケア、「イトリン(ITRIM)」から初のベースメイクに加え、昨年末に発売された5ブランドのコフレの売れ行き動向を調査しました。
COVER CREDIT
PHOTO:HIROKI WATANABE