TSIホールディングスは、複数の事業会社のトップ交代を3月1日付で実施すると発表した。ナノ・ユニバースは濱田博人社長が退任し、前川正典サンエー・ビーディー社長が兼任する体制になる。ローズバッドはサンエー・ビーディー社長と兼任していた前川社長が退任し、林哲也商品本部長が昇格する。「ステューシー(STUSSY)」を展開するジャックは、曽根道弘社長が取締役に退き、子会社スタージョイナス社長でもある松下一英取締役が就任する。
同時にTSIは組織変更としてアパレル子会社を4つのグループに分類し、カンパニー制度を導入する。第1事業カンパニー(前川・執行役員第1事業カンパニー長)はサンエー・ビーディー、ナノ・ユニバース、第2事業カンパニー(押木源弥・執行役員第2事業カンパニー長)はサンエー・インターナショナル、アングローバル、アルページュ、アナディス、UNIT&GUEST、アンドワンダー、第3事業カンパニー(仙座学・執行役員第3事業カンパニー長)はTSIグルーヴアンドスポーツ、スピックインターナショナル、第4事業カンパニー(下地毅・第4事業カンパニー長)が上野商会、ローズバッド、ジャック、アイソラー、スタージョイナスをそれぞれ所管する。
またプラットフォーム部を新設し、TSI・プロダクション・ネットワークの生産機能と、TSI ECストラテジーのEC戦略とIT戦略の機能を統合する。プラットフォーム部の部長を三宅孝彦副会長が兼任。TSI・プロダクション・ネットワークの井上隆亮社長、TSI ECストラテジーの柏木又浩社長はそれぞれ退任し、両社の社長を三宅氏が兼任する体制になる。