ファッション

「ローリーズファーム」がメンズをスタート 30代への訴求を強化

 アダストリアの「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」は、2020年春夏から新たにメンズラインをスタートする。主力のウィメンズと同じく、30代以上の大人の男性がターゲットで、清潔感をキーワードに適度にトレンド感を加味したワードローブを提案する。このほど、同社のEC「ドットエスティ(.ST)」、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)で先行販売を開始。ECでのテストマーケティングを経て順次実店舗にも導入する。

 帝人フロンティアの高機能素材“ソロテックス”を使ったセットアップ(ジャケット7900円、パンツ5900円)は上品な生地の表情、ゆったりとしたシルエットなど、きれい目すぎずカジュアルすぎないバランス感。ブラック、ネイビー、ライトグレーといったベーシックなカラーリングをそろえる。ビッグシルエットのチェックシャツ(5900円)はドライタッチで軽量・速乾の日本製生地を使用した。ナイロンのモンスターロングパーカ(8900円)は、柔らかな素材感と軽やかなシルエットでミリタリーアウター特有の無骨さを中和し、クリーンに落とし込む。

 また、メンズラインのスタートを記念し、コラボアイテム3型も発売した。アウトドアブランド「ゲリー(GERRY)」の定番マウンテンパーカを、トレンド感あるワイドシルエットで別注した。1万2000円。ニューヨークのアーティスト、リッキー・パウエル(Ricky Powell)との協業では、本人が撮影したビジュアルをプリントした裏毛クルーネック(5500円)、描き下ろしのグラフィックTシャツ(3900円)を販売する。

 「ローリーズファーム」は、18年からターゲットを従来の20代中心から30代以上へ変更、MDの見直しなどが奏功し復調している。今回のメンズラインに加え、「キッズラインの展開も予定している」(同社広報)という。ファミリー層の取り込みも念頭に、30代以上の男女の取り込みをさらに強化する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。