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ペルミラが「ゴールデン グース」買収へ

 投資ファンド、ペルミラ(PERMIRA)がゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)を買収する。数日以内に契約が決まる見込みで、ペルミラが12億8000万ユーロ(約1536億円)でカーライル・ヨーロッパ・バイアウト(CARLYLE EUROPE BUYOUT)から引き継ぐ。

 ゴールデン グースの2019年度決算はまだ発表されていないが、売上高3億ドル(約327億円)、EBITDA (利払い前・税引き前・減価償却前利益)9000万ドル(約98億円)を見込んでおり、ペルミラはEBITDAの14倍以上を支払うことになる。

 同社はスニーカーがビジネスの基幹で売上高の約8割を占めているが、アクセサリーやウエアにカテゴリーを広げているところだ。17年3月以降、50店をオープンし、昨年は全58店を運営、ほかに世界900件の卸先がある。売上高は17年にカーライルが買収した当時の倍になっているという。

 シルヴィオ・カンパラ(Silvio Campara)が最高経営責任者を、パトリツィオ・ディ・マルコ(Patrizio di Marco)が会長を務めている。デザインは社内のチームが行なっているが、元「グッチ」でディ・マルコのパートナーであるフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)がアクセサリーとウエアを他担当するといわれている。

 ペルミラは主にIT、消費財、金融、ヘルスケア関連企業に投資をしており、アパレル業界では「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」などに投資している。また、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」および同ブランドの日本・東アジアにおける総販売代理店であるスタイラ(STYLA)の過半数の株式を取得している。

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