三越伊勢丹が展開するTOKYO解放区は、新進気鋭クリエイターのインキュベーション企画としてポップアップショップ「TOKYO解放区 “知る”」を伊勢丹新宿本店2階のTOKYOクローゼット/リ・スタイルTOKYOにオープンする。会期は2月26日から3月10日まで。同ショップは、作り手の哲学やクリエイションの背景を知ることで、商品のその先にある思いを感じながら服を選ぶことをテーマにする。
TOKYO解放区は昨年8月に伊勢丹新宿本店本館2階の常設店舗から離れ、今回から新たにプロジェクト業態として活動する。さまざまなテーマをもとにしたコンテンツから、「楽しんで生きていく」きっかけになることを目指していく。また今回の企画に合わせて、現代アーティスト「マヤ ヌマタ グラフィック(MAYA NUMATA GRAPHIC)」が手掛けた限定ロゴも作成した。
参加するのは全4ブランド。母のクローゼットの中に残っている服から着想を得たコレクションを展開する「コール(KOLL)」、デザイナーの祖父を今季のミューズとして過去を未来へつなぐコレクションを展開する「ルリ(RURI.W)」、既存の古着に加えて「ラコステ(LACOSTE)」の古着を使用したコレクションを展開する「スリュー(SREU)」、1925年の小説「グレートギャツビー」を原作とした映画「華麗なるギャツビー」をテーマに製作した「ベルパー(BELPER)」。現在、それぞれのブランドのインタビュー記事を伊勢丹公式サイトで公開中だ。
会期中は、それぞれのブランドのクリエイションの裏側が分かるようにデザイン画やポートフォリオ、制作の着想に関連した品などを展示。また、各ブランドの世界観を表現するクローズアップを日替わりで実施する。第1弾「コール」は、「花とあなたが出会う場所」をコンセプトに、「ファッション × 花」をテーマに活動する花屋「グイフラワー(GUI FLOWER)」と共に2月26〜29日まで行う。第2弾「ルリ」は3月1〜3日に、第3弾「ベルパー」は3月4〜10日に実施する。
メインビジュアルは「マヤ ヌマタ グラフィック」が手掛け、知らなかった感覚を知ることで強固にしていくさまを表現した。また「マヤ ヌマタ グラフィック」のアートワークのほか、ひとつひとつに物語のタイトルのような名前の付いたアクセサリーや花瓶を「TOKYO解放区 “知る”」で販売する。