ビューティ

オンワードが横浜の「総合研究所」をミス・パリに売却 美容の専門職大学に

 オンワードホールディングス(HD)が横浜市郊外で運営する「オンワード総合研究所」が閉鎖され、跡地にエステティック大手のミス・パリ・グループが設立する美容の専門職大学ができることが分かった。すでにミス・パリ・グループはオンワードHDから土地・建物の取得を進めており、3月に所有権が移る。ミス・パリ・グループは2021年4月の開校を目指している。

 オンワードHDは「(ミス・パリ側と)契約はしているが、それ以上はコメントできない」としている。同社はこのところ財務体質の向上のために不動産の売却を相次いで行っており、今回もその一環と見られる。現時点では売却額なども明らかにしていない。

 オンワード総合研究所は1991年、オンワード樫山(当時)の商品開発や人材育成のための施設として横浜市都筑区に開設された。閑静な住宅街の中の約1万3600平方メートルの広い敷地には、400人が入るホールや大小の会議室、77室の宿泊施設、大型のレストラン・バー、フィットネスクラブやプールなどを完備。オンワードの技術開発センターとしての機能のほか、さまざまな企業の研修に利用されてきた。またドラマや映画のロケにもよく使われている。

 跡地にはミス・パリ・グループの学校法人ミスパリ学園が設立する「ビューティアンドウェルネス専門職大学(仮称)」がキャンパスを構える。すでにウェブサイトで学校紹介を行っており、3月には説明会を開く予定だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。