日鉄物産は新たな繊維事業本部の管掌役員として、吉本一心(かずみ、56)執行役員が昇格する。吉本氏は4月1日付で常務執行役員に昇格し、6月の株主総会を経て取締役常務執行役員に就任する。現任の中村英一・取締役専務執行役員(64)は6月の株主総会を経て退任する。中村氏は15年4月に繊維部門の管掌役員に就任。デジタル化を軸とする主力事業ののOEM・ODM改革に力を注いできた。
吉本氏は1963年10月5日生まれの56歳。86年に伊藤萬(現・日鉄物産)に入社、ニット第一部長、ニット第二部長、上海伊而国際時装有限公司総経理、エスビープランニング社長、メンズアパレル部長などを経て、18年4月からは執行役員繊維企画部長を務めていた。
なお繊維事業本部は4月1日付で植田文裕・現執行役員(57)も常務執行役員に昇格する。