2月29日から3日間、イタリア・ミラノで開催される世界最大のアイウエア国際展「ミド(MIDO)」は、中国企業が集まるパビリオンを今回は閉鎖すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の予防に関わる中国からの入国制限等に配慮した措置で、出展できない企業の救済措置として、「ミド」のサイトで新商品を紹介し、企業間で直接取引できるデジタル・プラットホームを設ける。前回、該当するパビリオンに出展した中国企業は400社以上だった。
ジョヴァンニ・ヴィタローニ(Giovanni Vitaloni)=「ミド」会長は、「長い間、『ミド』に参加している中国やアジアの企業に対する思いや連帯の気持ちを込めて、彼らへの支援に少しでも貢献したい」とコメントしている。なお、他のパビリオンにブースを構えるシャルマン、増永眼鏡、アイヴァンなどの日本企業は予定通り出展するものの、中国人バイヤーの来場が減ることで営業的な影響は想定しているようだ。
今回50回目を迎える「ミド」は、ドゥオーモ(DUOMO)でお祝いのコンサートなど記念イベントを計画している。