イタリア・ベネチアを本拠とするスローウエア(SLOWEAR) の日本法人スローウエアジャパンの出店戦略が動いている。2月は東京ミッドタウン(六本木)の店舗を同館内のイセタンサローネ(ISETAN SALONE)に移転した。スローウエアが手掛けるパンツの「インコテックス(INCOTEX)」、ニットの「ザノーネ(ZANONE)」、ジャケットの「モンテドーロ(MONTEDORO)」、シャツの「グランシャツ(GLANSHIRT)」の4ブランドを販売しているが、メンズとウィメンズを複合した初の売り場だ。
また、福岡・岩田屋本館5階にメンズのショップ(約50平方メートル)をオープンした。これで、東京・丸の内のスローウエア東京丸の内店、大丸神戸店と合わせて直営店は4店舗となる。
鈴木雄一朗スローウエアジャパン社長は「百貨店からの出店依頼は多い。これを機に、三越伊勢丹グループとはリテールの関係性を強めたい」と話した。
スローウエアの直営店はミラノ、ニューヨーク、パリ、ミュンヘン、ウィーンなど世界に30店舗あるが、1月にオープンしたミラノのソルフェリーノ通り18番地(VIA SOLFERINO 18)のショップは、イタリアの発泡ワイン「フランチャコルタ(FRANCIACORTA)」のバーを併設した新しいコンセプトのショップだ。