ファッション

アシックスが厚さ3cmの新作ランシュー“ノヴァブラスト”を発表 タウンユースでも使える、履く場所を選ばない1足

 アシックス(ASICS)は、2月27日に発売する新作の厚底ランニングシューズ“ノヴァブラスト(NOVABLAST)”の新作発表会を都内で行った。

 イベントに登壇したアシックスジャパン カテゴリー戦略統括部の北岡慎介氏は、「“ノヴァブラスト”は走ることが楽しくなる感情を機能とデザインで表現した、アシックスにとって新しいコンセプトのランニングシューズ。タウンユースでも使える、履く場所を選ばないシューズを目指した」と述べる。

 カラーリングは男女3色ずつの全5色で、男女共にシグネチャーカラーであるブラックモデルは、ネオンカラーを差し込むことで現代的なカラーリングを表現した。32mmの厚みがあるミッドソールには、全面にアシックス史上最軽量かつ反発性に優れた独自の新スポンジ素材「フライトフォームブラスト(FLYTEFOAMBlast)」を採用。中央部にくぼみを設けたことで、踏み込んだ際にミッドソール全体が沈み、その後復元する力から弾むような履き心地をもたらす。また、前部(22mm)と後部(32mm)で10mmの高低差をつけることで、スムーズな足運びも実現。アッパーには、従来よりも半分の細さでありながら同等の強度を持つ糸素材「モノフィラメントメッシュ」を使用したことで、安定性やフィット感を保ちながら通気性も兼ね備えた1足に仕上がっている。

 発表会では“ノヴァブラスト”についてのトークセッションも行われ、北岡氏のほか、ランニング・インストラクターの資格を持つビームス(BEAMS)スタッフの牧野英明、モデルでアーティストの竹内唯人、姉弟インフルエンサーのミチとよしあきの4人も登壇。フルマラソンで2時間50分切りの記録を持つ牧野氏は履き心地について、「沈み込んだ後の跳ね返りのリアクションが早いので、ジョキングからペースの早いテンポ走まで、幅広く対応してくれる万能なシューズだと感じました」とコメント。よしあきは「履いているだけで楽しくなるシューズで、普段はマラソンなんて絶対にしたくないんですけど、“ノヴァブラスト”を履いていると走りたくなりました」と話した。

 価格は1万6000円で、アシックス直営店と公式オンラインストアのほか、全国のスポーツ用品店で取り扱う。

 同社はトップランナーに向けたカーボンプレート入りのランニングシューズ“メタレーサー(METARACER)”の発売を4月中旬に控えているが、“ノヴァブラスト”はエントリーランナー向けだという。

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