スイスを代表する時計見本市「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」が中止を決定した。同見本市は4月25~29日の期間、スイス・ジュネーブで開催される予定だった。同見本市を主催する高級時計財団 (FONDATION DE LA HAUTE HORLOGERIE)は、「新型コロナウイルスの拡大、世界中の時計関係者がスイスに集まることのリスクを考慮して判断した」とコメントした。
「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」は昨年まで「S.I.H.H.(サロン・インターナショナル・オート・オルロジュリ)」として開催されていたが、今年は改称してジュネーブ市と共に街を挙げてさまざまなイベントを行う予定だった。
なおスイスを代表するもう一つの時計見本市で、今年は「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」に続けて4月30~5月5日の会期で行われる「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)2020」は、“予定通り開催する”という内容のメールを20日に参加予定者に送信している。