ファッション

日本ファッションはどのように発展したのか? 軌跡をたどる展覧会が東京&島根で開催

【追記】新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け会期を変更した。島根県立石見美術館:2021年3月20日~5月16日/国立新美術館:2021年6月9日~9月6日

 戦前から現代までの日本ファッションの歴史をたどる展覧会「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」が国立新美術館と島根県立石見美術館で開催される。

 洋装をベースとした日本のファッションスタイルは、1970年代に三宅一生や高田賢三、山本寛斎、森英恵ら日本人デザイナーが世界的に高く評価されたことをきっかけに注目され始めた。しかし、同時期に突如として誕生したわけではなく、「明治期の近代化政策、戦後の洋裁ブーム、60年代の中流階級の成長などをきっかけとしながら独自の発展を遂げてきた」と逢坂恵理子・国立新美術館長は語る。

 同展では、そんな日本ファッションの軌跡をデザイナーと消費者の双方から捉えながら、当時普及していたメディアや社会的背景を踏まえて多角的に振り返る。また田中千代による市松柄を採用した“ニューキモノ”や山本寛斎がデヴィッド・ボウイ(David Bowie)のためにデザインしたジャンプスーツ“トーキョーポップ”をはじめ、世界のファッションやカルチャーに影響を与えた約600点(島根は約500点)の作品を展示する。

■「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」東京展
日程:6月3日〜8月24日 2021年6月9日~9月6日
場所:国立新美術館 企画展示室1E
住所:東京都港区六本木7-22-2
料金:追って発表

■「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」島根展
日程: 9月19日〜11月23日 2021年3月20日~5月16日
場所:島根県立石見美術館 展示室A・D
住所:島根県益田市有明町5-15
料金:一般1200円、大学生600円、小中高生300円

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。