日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、3月16〜21日に開催を予定していた「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」の中止を公式サイト上で発表した。東京ファッション・ウイークの中止は、東日本大震災が発生した2011年3月以来となる。
JFWOは「新型コロナウイルス感染症の拡大の懸念が高まる中、関わるすべての皆さまの安全・安心を最優先に考え、多くの関係各所との慎重な協議を重ねた結果、『RFWT』の開催は断念せざるをえないと判断しました」とコメント。参加予定だったブランドに、「RFWT」の公式サイトや国内外のメディアへのルック掲載の支援を行うという。JFWOと冠スポンサーの楽天が関わるショーやイベントは全て中止になるが、ブランド自身の判断でショーを行う場合は実施する可能性もある。その場合の運営側からの支援の可否に加え、ブランド側に参加登録費(15万円)や公式会場の利用料(25万〜200万円)の返金・補償については協議中だという。
JFWOが出した声明に先立ち、「ハイク(HYKE)」「ヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)」は無観客でのショー開催を、「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」「ティート トウキョウ(TIIT TOKYO)」「タクタク(TAC TAC)」「マラミュート(MALAMUTE)」など10ブランド以上が中止を発表していた。