昨年9月にブランド誕生10周年を迎えた「THREE」は、昨年から10周年を盛り上げる取り組みを行なっている。昨年は2013年にオープンした旗艦店「THREE AOYAMA」を刷新し、石と水平を生かした存在感のある新カウンターを採用。伊勢丹新宿本店やジェイアール名古屋タカシマヤをはじめ百貨店にも順次導入し始めている。商品では、1月にスプリングコレクションを限定発売し、ブランド名にちなんだ3月3日にはメイクコレクション「ジュビリー コレクション 2020」を限定発売。4月にはサマーコレクションからブランド初のリップパレットや、ベースメイクアイテムの新ジャンルが登場する。
4月29日に発売するサマーコレクションのテーマは“ゴールドに挑む、この夏のゲーム。”。メインアイテムとなるブランド初のリップパレット「ピークパフォーマンスリップクアッド」は色・質感の異なる4色をセットにし、組み合わせによって自由に印象を変えることができる。さらに人気の「アルカミストツイストフォーアイ」にはゴールドパールを配合した7色を限定でそろえる。石橋寧ACRO ファウンダー&ブランドアドバイザーは「10年を経て、一つの節目でブランドもさらに飛躍していくという意味では、今までグレーを中心にしたパッケージだったのを、ビジュアルも含めて大胆にカラフルにしてイメージを変えた」と語り、カラフルな外箱やゴールドのパッケージにも注目だ。
6月10日にはベースメイクの新ジャンル“マルチユース・リキッド”を発売する。紫外線や毛穴、くすみを一塗りで解決する「ソーラーティンティドグローフロー」はノンケミカル処方で、UVプロテクターとしてもベースメイクとしても、またメイク直しアイテムとしても使用できる一品。「ソーラーティンティドフローパウダー」は、フェイスパウダーとしてはもちろんブロンザーやチークとしても使えるグラデーションパウダーだ。
さらにRIE OMOTOメイクアップアーティストが手がけたショートフィルム「I AM THREE」を公開し、ブランドイメージを発信する。2月28、29日に予定されていた顧客向けショートフィルム完成披露イベントは新型コロナウイルスの影響により中止となったが、今後は同ブランドの公式ウエブサイトなどでの公開を予定しているという。
「THREE」の2019年12月期連結決算は、売上高が前期比7.2%増の約110億円となった。国内外ともに店舗数を増やし堅調な成長につなげた。海外の店舗は百貨店や免税店を中心に拡大し、海外売上高比率は28%を占める。
エディターズ・チェック
サマーコレクションの外箱は赤、青、黄、緑、青とオリンピックを連想させるカラー。そしてリップパレットのゴールドのパッケージは金メダルを思わせます。中身はもちろんコスメは外箱やパッケージも購入を決める際のポイントになりますよね。オリンピックイヤーならではのデザイン(しかも数量限定!)はファン心をくすぐります。