プロフェッショナル向けヘアメーカーのアリミノは、新ヘアケアブランド「コアミー(COREME)」を4月22日から全国の取り扱いサロンで発売する。軟毛・細毛、パーマ毛向けのスムース、普通毛、ヘアカラー毛向けのモイスチュア、硬毛・ふと毛、ストレート毛向けのエクストラ― モイスチャーの3タイプで、それぞれシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメントをそろえる。価格は3200~3800円。
同社が35~60歳の女性300人に実施した髪の悩みに関するアンケート調査によると、1位「まとまりがなくなった」(30%)、2位「潤いがなくなった」(27%)、3位「ボリュームがなくなった」(22%)という結果になり、ヘアスタイルが決まらない、髪が扱いにくくなったという声が集まった。実際に髪の太さは40代から60代にかけて10%以上も急激に細くなり、20代に比べると60代の潤い感は約30%減少し、まとまりにくさは約3倍になるという。
こういった悩みの原因は、カラーやパーマといったケミカル施術やアイロンによる熱ダメージなど蓄積されたダメージに加え、年齢を重ねると細胞が減少し髪の内部が空洞化することで、髪の密度が低下することが挙げられる。
そこで「コアミー」では、アリミノ独自の複合体成分“ヘリックスショット”を採用。髪の毛を構成する最小単位α-ヘリックスに働きかけて安定化させ、髪の密度を高める。またこれにより髪内部の水分量が一定に保たれ、湿度の影響を受けにくい髪に導く。大人女性が理想とする、根元ふんわり、毛先までまとまる、艶・潤いがある髪に仕上がる。
ヘアサロンではホームケアとは異なる処方の4工程のトリートメントメニューを用意し、加熱したり、毛先のみに塗布したりすることでダメージや悩みに合わせて1時間ほどの施術を行う。サロンケアとホームケアの併用を推奨し、週に1度シャンプー後に使用するパウチタイプの、自宅集中ケア用のセラムトリートメント4週間分も用意する。
田尾圭介常務は「現在サロンではヘアカラーとトリートメントメニューが二大メニューとなっている。そこで今回、大人女性の髪に向けたヘアケアトリートメントブランドを開発した。サロンオーナーやスタイリストからは、大人にぴったりはまるヘアケア剤がないという声を多く聞く。またお客さまは日々自宅でいろいろなトリートメントを使用しているため髪が重くなってしまい、ヘアカラーやパーマといったデザインにも影響することがあるという話を聞いた。さらに開発にあたって一般のお客さまに話を聞いたところ、美容室でトリートメントを行うが意外と自分のなりたい髪にならないという意見が上がった。そこで一般のお客さまとサロントリートメントの間にギャップがあるのではないかと考え、そのギャップを検証して2年以上をかけて開発した」という。