【追記3月24日】新型コロナウイルス拡大の影響を受けてリーバイ・ストラウス ジャパンは、3月26日に予定していた“リーバイス×ニューバランスM1300CL”の発売を延期し、4月24日にすると発表した。また、今後の情勢で再度変更が生じた場合には、あらためて案内するという。
ともにアメリカブランドの「リーバイス(LEVI'S)」と「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「ニューバランス」の“M1300”シリーズの35周年を記念した限定コレクション“リーバイス×ニューバランスM1300CL”を3月26日に発売する。価格は3万2000円。両ブランドが協業してアメリカ生産の商品を作るのは初めて。リーバイス 原宿フラッグシップストアやニューバランス公式オンランストアのほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザやユナイテッドアローズ&サンズ、ビームス 原宿などでも販売する。
アッパーはスエードとデニムで構成されており、後者には2017年に閉鎖された米国のコーンミルズ(CONE MILLS、現コーンデニム)のホワイトオーク工場のセルビッジデニムを用いる。製造は、メイン州にあるニューバランスのスコヘーゲン工場で行われる。また「リーバイス」の“オレンジタブ”をシューズに初めて使用する。
“オレンジタブ”コレクションは1969年に誕生。既存の文化や体制に対して平和や性の多様性、精神の解放を求めるカウンターカルチャーの時代に、若者に向けて発売されたラインだ。
「ニューバランス」の“M1300”は、85年にテクニカルランニングシューズとして登場した。優れたクッション性とブランドを象徴するグレーカラー、オーセンティックなデザインとクオリティーの高いヌバックレザーとメッシュのコンビネーションがランナーばかりでなく、ファッション感度の高いユーザーや文化人から注目を集めた。アメリカで130ドル、日本で3万9000円という当時のランニングシューズとしては、あまりにも高価な値付けも話題となった。
“M1300”は1995年からおよそ5年周期で復刻されており、今年2月に7代目となる“M1300JP3”が発売されたばかりだった。