パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)は4月2日~8月31日、アメリカ人アーティストのシンディ・シャーマン(Cindy Sherman)の回顧展を開催する。1500平方メートル以上に及ぶスペースに1975年から2020年までの170作品と300点以上の写真を展示する。
シンディ・シャーマンは1954年アメリカ生まれ。セルフポートレートを中心とした作品で知られる。同展では「Untitled film stills」「Rear Screen Projections」などの代表作のほか、2010年代初期の作品や未発表の作品にもスポットを当てる。
また同時に、シャーマンが同フォンダシオン所蔵のコレクションから選んだ作品群を「Crossing Views(交錯する視点)」と題して展示する。絵画、写真、彫刻、動画、インスタレーションなどで構成し、クリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski)やアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ダミアン・ハースト(Damien Hirst)ら20人のアーティストによる作品を展観する。