「WWDジャパン」3月9日号は、2020-21年秋冬ミラノ・コレクション特集です。ミラノでは、先週号のニューヨークと同様にエレガンス回帰の流れが際立ちました。いつでも、どこでも、誰でも着られる鉄板アイテムを厳選する傾向が強く、クラシカルなジャケットやドレスなどのバリエーションが豊富です。今季を象徴するコレクションの紹介とともに「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のダニエル・リー(Daniel Lee)と、「グッチ(GUCCI)」のアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のインタビューも掲載しています。また、高級ブランドのECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」を親会社に持ち、傘下に「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」を擁するニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP)の共同創業者ダヴィデ・ドゥ・ジーリオ(Davide De Giglio)会長兼最高経営責任者の日本初ロングインタビューも収録。ヴァージル・アブローとの出会いから、SNSアプリで完結する仕事術、ファーフェッチの傘下に入ったことや「アンブッシュ(AMBUSH)」の買収についてまでを包み隠さず語ってくれました。ニュース面では新型コロナウイルス感染拡大に伴うファッション業界への影響をまとめているほか、サステナビリティの先駆者であるアウトドアブランド「パタゴニア(PATAGONIA)」の持続可能な経営哲学にフォーカスしています。
そのほか、連載「齊藤孝浩のファッション業界のミカタ」では“決算書を読む上で気にしたいポイント”をテーマに、これまで11回の連載で齊藤氏が最も伝えたかったことをまとめて紹介。「ミステリーショッパーが行く!」では、リーバイス 原宿 フラッグシップストアを調査しています。
COVER CREDIT
PHOTO : KOJI HIRANO