ファッション

前持ち用ビジネスリュックを「エース」と「ソフ」が共同開発 電車マナーから着想

 バッグ&ラゲージブランドの「エース(ACE.)」は3月7日、清永浩文が手掛ける「ソフ(SOPH.)」と共同開発したビジネスリュック“フロンパック”を発売する。前持ちすることを前提にデザインしており、スリム形状でスマートフォントレー付きなどの機能を持つ。「エース」直営店、オンラインストア、一部百貨店で販売する。

 “フロンパック”は交通機関でのマナー問題をきっかけに、リュックの前持ちに着想を得て開発された。周囲にも着用者にも邪魔になりにくく、足元が見やすいスリムな形状で、ずれ落ちるのを防ぐウエストベルト付き。上部にはハンズフリーで動画などを楽しめるスマートフォントレーを備える。「SOPH.」のロゴが入った滑り止めと携帯の飛び出しを防ぐ芯材入りだ。歩きスマホ対策として簡易な作りにしており、立ち止まった状態での使用に適している。また、前ポケットはどちらの利き手でも対応できるよう左右から取り出せる位置に配置した。

 仕様の異なる3型をブラックとネイビーで展開しており、価格は1万9000円〜。「ソフ」直営店とオンラインストア、伊勢丹新宿本店限定でカモフラージュ柄を用意する。

 同商品の発売を通じて、交通機関でのマナー問題や5G通信の導入、東京オリンピック・パラリンピックの開催によるライフスタイルの変化を見すえたリュックの新しい持ち方を提案する。前持ちは他者の邪魔にならないほか、盗難予防や傘をさしたときにはみ出しにくいなどのメリットがあるという。

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